MuDA x Humanelectro

日独アーティストが共演する、衝撃のハイパーパフォーマンスプロジェクト「SPIRAL」
国登録有形文化財「山本能楽堂」にて世界初演!!

“あらゆるモノ、コトは、必ず接触、衝突によって生み出され、展開する”
生み出された全てのエネルギーは波となり、そしてぶつかり、渦となる。

宇宙はぶつかりながら広がり続け、星々を誕生させた。
その星達の真ん中は鉄で出来ている。
ぶつかり、弾け、核融合、核分裂を繰り返しながら、宇宙空間に存在する全ての物質が最後に行き着く、最も安定する物質が鉄だ。
宇宙は鉄に向かって、鉄を生み出す為に何度もぶつかり、エネルギーの渦を生み出しながら、進み続ける。
合理主義、個人主義が進む現代社会、見えるモノばかりを信じ、見えないモノはどんどん排除する。
見えない、聞こえない、分からない、他者、異物から遠ざかり、あらゆる箇所を区切って、それぞれがそれぞれにのみ生きる、バラバラの世界に進んでいこうとしている。
本来は、それぞれがそれぞれの「何か」に向かうのと同時に、宇宙が鉄に向かって進むように、全てが向かう、全ての為の「何か」にも向かわなければならないはずだ。
そもそも人間は常に、全く見えない、分からない明日へ、次へ向かって生きている。
分からないということが生きている証とも言える。

”あらゆるモノ、コトは、必ず接触、衝突によって生み出され、循環する”
全てはぶつかることから始まる。遠ざかっていては始まらない。
私たち人間が生み出したテクノロジーは、私たち人間の生活からさらに「生身」と接触することを遠ざけていった。
しかし、テクノロジーは発展を重ね、遠ざけていくモノから、人間が可視できない「何か」に近づくことの出来る、ひとつの手段へと進化しようとしている。
その新たな手段とともに、生身の衝突を、いのちの振動を、波を、渦を、その見えない存在に、感触、実体を持たせるまで、ただひたすらに極限まで繰り返し起こし続けたい。

MuDA代表 QUICK

ARTIST

MuDA

ダンサー・振付、演出家のQUICKを中心に、作曲家の山中透、美術家の井上信太ら、各方面で活躍する異ジャンルのソリスト達が集まり結成された、ハイパーパフォーマンスグループ。生命、身体、負荷、儀式、宇宙をテーマに、多様なメディアを駆使したパフォーマンスを行う。2010年夏の結成以降、関西、九州、四国などを中心に、各地のフェスに出演。
2012年2月、初自主公演「MuDA 男祭り」(京都)の開催を皮切りに同年4月、信楽ACT特別公演「MuDA DORO」(滋賀) する。そして、7月には芸創セレクション公演「MuDA 菌」(大阪) を続けて発表。作品創作+全国巡回公演プロジェクト”踊りに行くぜ!!Ⅱ vol.3”に選出され、2013年1月~3月にかけて、鳥取、福岡、京都、東京の4都市で「MuDA G」を発表する。2013年7月、滋賀県山中にて野外公演「MuDA 山男」を開催。同年10月”おおさかカンヴァス推進事業 2013”に選出され、大阪中之島GATEにて「MuDA特区」を発表。公演、展示、WSを2週間に渡り開催。2014年4月、京都大学西部講堂にて舞踏界の奇才・麿赤兒、美術家の木村英輝らとステージ共演する。「MuDA dialogue」を発表。5月には京都唯一の村、南山城村で行われた”村の芸術祭”にて「MuDA white balance」を発表する。

  • QUICK
    1982年京都府生まれ。ダンサー、振付家、演出家。
    1997年にブレイクダンスをベースに踊り始める。1998年、ブレイクダンスチーム「一撃」結成。
    ストリートダンス世界最大の祭典「BATTLE OF THE YEAR WORLD FINAL 2005 (ドイツ)」での準優勝、BEST SHOW 受賞など、国内外数々の大会で受賞、入賞を飾る。国内外各地でゲストダンサーとしても活躍。
    2008年、演出家の飯田茂実らとともに、パフォーマンスグループ「e- dance」結成。
    日本、スペイン、イタリアの9都市で作品を発表。全ての作品にて出演、振付チーフを務める。
    2010年「MuDA」結成。構想、構成、演出、振付、ダンスを担当。
  • 山中透 TORU YAMANAKA
    1960年大阪府生まれ。作曲家、プロデューサー、DJ。関西大学在学中から京都を中心に実験音楽系のフィールドで活動を始める。
    マルチメディアパフォーマンスグループ「dumb type」の音楽を1984年から2000年まで担当。
    1989年より、クラブイベント「Diamonds Are Forever」主催、DJを務める。京都METRO他、大阪、東京など多くのクラブで開催。1996年「Foil Records」設立、主宰。
    2006年 シンガポールシアター芸術監督 Ong Keng
    Sen「Geisha」、シンガポールチャイニーズオーケストラとの共演「Diaspora」、2009年「Diaspora」エジンバラ・フェスティバル公演 (スコットランド) 、2010年 ライティングアーティスト 高橋匡太、平田晃久らとの共同作品をミラノサローネ (イタリア) で発表した「CANON NEOREAL 2010」など、2000年以降、世界中のアーティストとコラボレートを行っている。
    2010年「MuDA」結成。音楽を担当。
  • 井上信太 SHINTA INOUE
    1967年大阪府生まれ。アートディレクター、美術作家。
    京都精華大学卒業後、和太鼓奏者として約100箇所のヨーロッパ劇場公演に参加。
    その後、舞台、照明、美術監督としてブラジルツアーに参加。1998年より、羊飼いプロジェクトを中心に国内外で多数の展覧会を行う。
    近年は、多領域のアーティストとのコラボレーション、劇場、茶室、能舞台などで新しい平面構築の可能性を探るほか、全国の小学校などで「ふしぎなワークショップ」を開催する。
    2010年「MuDA」結成。美術、企画を担当。
    京都精華大学非常勤講師、京都橘大学非常勤講師。
  • 中田拓馬 TAKUMA NAKATA
    インタラクションデザイナー、映像演出家、VJなどの肩書きをもち、リアルタイム映像生成ソフト「vvvv」を使いこなす国内ではまだ数少ないアーティスト。ダンサーや観客の動きに合わせて、その場で生成する映像演出を得意とする。オランダ留学中に応募したVJの世界大会で2位に選ばれ、欧州各地のクラブ でVJを披露。
    また、オランダのメディアアート集団「Born Digital」の一員として、2年間欧州各地のフェスでアーティスト活動を行う。
    2012年末に帰国後はフリーランスとして活動をスタートし、企業の映像演出などを手がけている。
    昨年行われた、Ryo Fujimotoとのコラボレーションプロジェクト "Σ" ではディレクション統括、ハードウェアの提案・開発及び映像演出を担当。
    HP http://takumatn.com/ "Σ" http://sigmaproject.net/
  • 内田和成
  • 三重野龍
  • CHIBIGUTS
  • 出川晋
  • 渋谷陽菜
  • 田崎洋輔
  • 秋山はるか

Humanelectro

Ryo Fujimoto
1987年 兵庫県神戸市生まれ、ベルリン在住。
ベルリンと東京を中心に、世界を舞台に活動するヒューマンビートボクサーであり、エレクトロニックミュージシャン。14歳でヒューマンビートボクサーとして活動を始め、ロンドンで開催された” HumanBeatbox Convention 2008 “に日本代表として渡英、2011年にベルリンへ移住。
2012年に開催された third World Beatbox championship 2012 にて 日本人初ライブセットを披露。
日本人で唯一 ヨーロッパのビートボックスエージェンシーに所属し、” Humanelectro ” と呼ばれるパフォーミングアートは、世界中で認知されている。
近年の活動としては、2011年からアジアを廻る Ryo Fujimoto Asia Tour、ベルリンを中心にヨーロッパの各フェスに出演。
Leap Motionを使用した動画が全世界で話題となり、Gizmodo , CoDesign (NY)、その他多くのサイトにて特集記事が組まれ、世界中のアーティスト、クリエイターが使用している " Ableton Live “ のウェブサイトに、DOMMUNEのライブ映像が公式掲載され、世界中のアーティストから非常に高い評価を得る。
ベルリンにて、グラミー受賞アーティスト Robert Glasper、世界的ジャズパーカッショニストBill Summers とステージ共演。
HP http://humanelectro.net fb https://www.facebook.com/HumanElectro

CREDITS

作・演出
MuDA × Humanelectro
ダンス
QUICK
内田和成
三重野龍
CHIBIGUTS
出川晋
後見
渋谷陽菜
田崎洋輔
秋山はるか
音楽
山中透
Ryo Fujimoto
空間デザイン・衣装
井上信太
装置開発
中田拓馬
映像
竹内祥訓
照明
筆谷亮也
音響
水上和真
構成
QUICK
記録写真
辻村耕司
松本亮太
記録映像
宮谷悠介
宣伝美術
三重野龍
チラシ絵
福井伸吾
web制作
三上航人
荒木康代
制作チーフ
秋山はるか
協力
藤本隆行
とりいひろたか
福島駿
京都精華大学
Galleria Luce
機材提供
DJ Silver Fox
京都芸術センター制作支援事業
助成
大阪市
共催
山本能楽堂
企画・制作
MuDA×Humanelectro
主催
MuDA

PLACE

山本能楽堂

〒540-0025 大阪市中央区徳井町1-3-6 tel:06-6943-9454

山本能楽堂は大阪のオフィス街に佇む、杜の様な能楽堂です。先代山本博之が昭和2年に創立し、戦災で一度焼失しましたが、昭和25年に再建されました。
約80年の歴史を持ち、平成18年に文化審議会により国登録文化財の指定を受けています。
能舞台の床下には大きな甕がいくつも据えられ、舞台で拍子を踏む足音や、人間の発する声、楽器の音、舞台上で起こる全ての音の振動が、空間全体に響くようになっています。
現在ではそうした作りを残した能楽堂は少なくなっています。
また、視覚的な雑音を極力抑えられ簡略化された能楽堂の空間は、舞台に上がる人間そのものの存在を、微細に捉えることが出来るように設計されています。
HP http://www.noh-theater.com

電車でお越しの場合

新大阪
地下鉄御堂筋線「新大阪」駅より「梅田」駅下車、
地下鉄谷町線「東梅田」駅より「谷町4丁目」駅下車、(4)番出口より徒歩約2分

地下鉄御堂筋線「新大阪」駅より「本町」駅で乗り換え、
地下鉄中央線「谷町4丁目」駅下車、(4)番出口より徒歩約2分
梅田
地下鉄谷町線「東梅田」駅より「谷町4丁目」駅下車、(4)番出口より徒歩約2分
なんば
地下鉄御堂筋線「なんば」駅より「本町」駅で乗り換え、
地下鉄中央線「谷町4丁目」駅下車、(4)番出口より徒歩約2分
天王寺
地下鉄谷町線「天王寺」駅より「谷町4丁目」駅下車、(4)番出口より徒歩約2分

お車でお越しの場合

梅田、なんば、天王寺各方面から約15分
※山本能楽堂前の通りは東行きの一方通行となります。
※山本能楽堂には駐車場はございません。近隣コインパーキングをご利用下さい。

INFOMATION

お問い合わせ、予約

mail:muda.japan@gmail.com(担当 秋山)

*ご予約の際は、メールの本文にお名前、ご連絡先、ご希望の日時、券種、枚数をお書き添えのうえ、お送り下さい。こちらからの返信をもって予約完了とさせて頂きます。